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加藤将軍のクラウドファンディングビジネスは稼げる?評判をレビュー

2021年10月26日

管理人

こんにちは^^

副業アドバイザーのから坊です。

今回はYouTube広告などで「何も知らない素人でも一発で466万円の現金が振り込まれる」「欠点が1つもない」と謳う、「加藤将軍のクラウドファンディングビジネス」は果たして初心者が稼げるものなのか、評判を検証していきます。

「全ノウハウ無料プレゼント」とありますので、私自身その無料ノウハウを探りに潜入してみました。

それでは、いってみましょう。

 

加藤将軍のクラウドファンディングビジネスの商品情報

「加藤将軍のクラウドファンディングビジネス」は購入型クラウドファンディングを利用した物販ビジネスに関する情報商材です。

無料オファーの形で募集しています。

この商品に関する主な情報は以下のとおりです。

商品名 クラウドファンディングビジネス
販売価格 0円
販売事業者 株式会社ナチュラルナイン
代表者または運営統括責任者 小川 和人
所在地 愛知県名古屋市西区名駅2-9-14 第15平松ビル
電話番号 052-756-3031
E-mail natural-ninee-mail.jp

 

購入型クラウドファンディングの特徴

クラウドファンディングは、日本では2011年にサービスが始まった、比較的新しい資金調達の仕組みです。

クラウドファンディング(crowdfunding)とは群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、インターネットを通して自分の活動や夢を発信することで、想いに共感した人や活動を応援したいと思ってくれる人から資金を募るしくみです。途上国支援や商品開発、自伝本の制作など幅広いプロジェクトが実施されています。

引用:READYFOR

クラウドファンディングには購入型、寄付型、投資型などいくつかの種類がありますが、「加藤将軍のクラウドファンディングビジネス」が用いるのは購入型です。

購入型クラウドファンディングは、起案者のプロジェクトに対して支援者がリターン(商品やグッズ、サービス等)を購入することで支援するものです。

起案者がこれから世の中に広めようとする商品やサービスを、支援者が購入という行為で応援するということです。

通常は新商品などをテスト的に販売するための、いわば「お試し販売」的な手法といわれています。

起案者は先に資金を集めてからリターンを納品すれば良いので、Amazonやメルカリなどでは禁止されている無在庫販売に近いビジネスの流れといえます。

「加藤将軍のクラウドファンディングビジネス」が目につけたのは、この無在庫販売だと思われます。

 

加藤将軍氏について

(https://sakamoto999.com/cf/lp/201/)

「加藤将軍のクラウドファンディング」を指導する加藤将軍氏は、かつて坂本よしたか氏の主催するTBGC(トップバイヤーゴールデンクラブ)という物販案件で無在庫転売を教えていた人物のようです。

トータルのコンサルティング人数は1,000名を超え、月商1,000万円超えの教え子は100名以上だそうです。

ただし、加藤将軍氏と坂本よしたか氏の過去のオファーに関する評判は、あまり芳しくないものが目立ちました。

また月商1,000万円越えを名乗る教え子の書込みも見当たりませんでした。

 

加藤将軍のクラウドファンディングビジネスのレビュー

「加藤将軍のクラウドファンディングビジネス」についてレビューします。

クラウドファンディングのプラットフォームを運営する「CAMPFIRE (キャンプファイヤー)」や「Makuake(マクアケ)」などは知名度の高い法人です。

しかしLPにそのテレビCMの画像を載せて、「詐欺師が扱うような怪しい稼ぎ方であれば少なくともテレビCMなどで放映されることは無いですよね。つまり今回の手法というのは1ミリも怪しくない真っ当なビジネスという事がご理解いただけたかと思います」という理屈はいささか無理があります。

LPを読んだだけでは、クラウドファンディングのプラットフォームを使うらしいこと以外に具体的な稼ぎ方はわかりませんでした。

そこで、「全ノウハウ無料プレゼント」を頂戴するために登録してみました。

(http://sakamoto-biz.sakura.ne.jp/cf/01)

3話構成の動画の、まず第1話を視聴しました。

第1話の動画ではクラウドファンディングを取り巻く現状や、購入型クラウドファンディングの完全無欠ぶりが紹介されます。

説明の中で孫正義、堀江貴文、西野亮廣などの著名人が出てきますが、加藤将軍氏とは無関係だと思われます。

また「CAMPFIRE 」や「Makuake」の好調さや話題性を取り上げていますが、加藤将軍氏のノウハウとは直接的には関係ありません。

なんだか、雲助が「ウチのタクシーはトヨタの車だから信用できるぜ」と言っているのと同じような印象です。

そして肝心の「加藤将軍のクラウドファンディングビジネス」のノウハウは、第1話では結局お預けでした。

(http://sakamoto-biz.sakura.ne.jp/cf/01)

その先に進むためには、氏名・メールアドレス・電話番号まで求められます。

よく考えてから進まれた方が良いと思います。

(http://sakamoto-biz.sakura.ne.jp/cf/01)

先に進んで、動画の第2話では購入型クラウドファンディングを利用した物販ビジネスについての説明が続きます。

しかし内容は一般的なもので、「加藤将軍のクラウドファンディングビジネス」のノウハウはまだ出てきません。

そして動画の第3話まで視聴すると、(予想はしていましたが)有料セミナー「クラファンマスターアカデミー」への参加を促されます。

 

クラファンマスターアカデミーの内容と想定されるリスク

ついに出てきた有料セミナー「クラファンマスターアカデミー」の料金は一括払いで162,800円です(3回払いで217,800円)。

定価は547,800円だそうです。

なお時期によっては料金が108,900円だったこともあったようですし、また別の時期では「クラファンマスター オンライン合宿」という約50,000円のセミナーを勧誘された人もいるようです。

いずれにしても「全ノウハウ無料プレゼント」は、いったいどこに行ってしまったのでしょう。

無料オファーはこういうものとはいえ、正攻法ではない勧誘には怪しさが漂います。

 

内容

「クラファンマスターアカデミー」の教材は以下の構成となっています。

教材の構成

  1. 売れる商材の探し方
  2. メーカーからYesをとるテンプレート
  3. 黙っていても注文が入るマクアケストア出品
  4. 支援が倍増するページ作成徹底攻略
  5. 利益率が60%オーバーのリターン設計

「クラファンマスターアカデミー」には、以下の特典がつくようです。

  • クラファンサロンに無料でご招待【先着100名限定】(5万円相当)
  • クラファンオンライン合宿無料参加権【先着100名限定】(5万円相当)
  • 6ケ月のLINEサポート(30万円相当)
  • 将軍個別コンサル(10万円相当)
  • 収入を10倍にする裏思考術(10万円相当)
  • 軍資金30万円調達マニュアル(5万円相当)
  • 最速月1000万円達成マインド(5万円相当)

合計70万円相当だそうです。

「クラファンマスターアカデミー」で学ぶ工程は以下のとおりです。

クラファンマスターアカデミーの工程

  1. カタログによる商品選定
  2. テンプレートによる販売契約
  3. テンプレートによる出品
  4. 支援者からの資金集め
  5. テンプレートによる発注
  6. テンプレートによる発送手配

扱う商品を決めたら契約でツバをつけてはおくものの、支援者の資金を集めたあとに発注工程がありますので、やはり無在庫転売の手法です。

なお、この「クラファンマスターアカデミー」の先に更に高額なバックエンド商品が待っている可能性もありますが、その確認はできませんでした。

「加藤将軍のクラウドファンディングビジネス」は、「すべてに関して欠点が1つもない」と謳っています。

しかし加藤将軍氏のノウハウ以前に、購入型クラウドファンディングを扱うことによるいくつかのリスクが想定されます。

 

開始できないリスク

購入型クラウドファンディングでは、事前にクラウドファンディング取扱業者がプロジェクトの内容や起案者の信用などを審査してからプラットフォームに公開されます。

この審査には時間がかかるため、プロジェクトがなかなか開始できない可能性があります。

リターンがおこなえないと判断されると、審査に落ちてしまう恐れすらあるのです。

 

資金が持出しになるリスク

購入型クラウドファンディングには、「All In」と「All or Nothing」の2つの方式があります。

「All In」方式は、集まった資金が目標金額に達しなくても、予定していた事業を実施し支援者にリターンを行わなければなりません。

従って、目標金額を達成できなければ、資金の不足分を自分で用意しなければならないのです。

一方「All or Nothing」は、募集期間中に集まった資金が目標金額に達しなければ、そのプロジェクトはスタートできず、集まっていた資金は支援者へ返金しなければなりません。

返金の際はクラウドファンディング取扱業者への手数料が発生します。

プロジェクトの途中変更や中断はできないため、目標を達成できなかった場合は、以降のクラウドファンディング取扱業者による審査に悪影響が出る可能性があります。

 

支援者とのトラブルのリスク

購入型クラウドファンディングでは、募集期間終了後に商品などを発注します。

発注後に製品の開発が進行するケースの場合、製品開発が失敗するリスクもあるのです。

製品の仕様が当初と変わってしまったり、リターンが遅延したり発送できなかったりした場合、支援者との間でトラブルになる恐れがあります。

クラウドファンディング取扱業者は、あくまでもプラットフォームを提供しているだけという立場ですので、プロジェクトに関する問題は起案者がすべて対応し当事者間の問題解決に努めなければならないのです。

 

加藤将軍のクラウドファンディングビジネスは初心者が稼げるか

「加藤将軍のクラウドファンディングビジネス」では、クラウドファンディングで必要なスキルは次の3つだけと言っています。

  1. カタログを見るスキル
  2. メールを送るスキル
  3. テンプレート通りに真似るスキル

本当にこれだけなら、有料セミナーの料金は高すぎる感じもしますね。

しかしクラウドファンディングでは、実際は多くの対応が必要です。

必要な対応

  1. 商品選定
  2. 販売契約
  3. 出品
  4. 受注
  5. 集金
  6. 発注
  7. 発送手配

これらの行程は、それぞれにノウハウが求められます。

実務的な手続きについてはマニュアルやテンプレートで習得することも可能ですが、特に毛色が違うのは商品選定のノウハウです。

購入型クラウドファンディングは資金集めに失敗することが多いのですが、それは魅力のある商品の選定が難しいからです。

一般市場と比べて、クラウドファンデイングでは特に商品の先進性や独自性が重要視されます。

しかし先進性だけでは支援者はついてきません。

需要、つまりニーズがどれくらいあるかも重要です。

支援者の立場で、先進性とニーズの両面で商品の価値を見極めるには、経験に裏打ちされた目利きが必要です。

物販や無在庫転売に慣れた人ならともかく、初心者が副業として稼げるようになるのは並大抵のことではないと思われます。

たとえ「加藤将軍のクラウドファンディングビジネス」が、過去の評判の芳しくない案件とは一線を画すものであったとしてもです。

 

まとめ

結論として、「加藤将軍のクラウドファンディングビジネス」はクラウドファンディングを使った無在庫転売のノウハウである可能性が高く、経験のない初心者が稼げるようになるにはハードルが高い案件だと思われます。

そもそも加藤将軍氏および関係が深いとされる坂本よしたか氏の過去の案件に対する評判が芳しくなく、案件名を変えた焼き直しである可能性もあります。

またクラウドファンディング運営会社と論点をすり替えた売り込み方や、商材の総額が不明なことなど、信用するにはかなり勇気の要る代物であり、お勧めすることはできません。

ただし、無在庫転売の経験者で、禁止や制限するプラットフォームが増加している厳しい環境下で苦労されている人にとっては、活路を見出す可能性があるかもしれませんね。

以上、から坊でした。

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