こんにちは^^
副業アドバイザーのから坊です。
Webライティングの仕事は、日本語の文章を書けさえすれば誰にでも門戸が開かれています。
ただ、実績の少ない初心者のうちは自分をアピールする材料が無いため、報酬の低い案件しか獲得できません。
今回は、Webライターのアピール材料となり得る資格にはどんなものがあるかご紹介します。
自分の差別化に有効な資格ばかりですので、是非活用してみてください。
それでは、行ってみましょう。
Webライターに資格は必要?
Webライターに資格は必須ではありません。
Webライティングの仕事はWeb制作関連の仕事としてはハードルが低く、やろうと思えば誰でもできます。
ただそれだけに、ライティングで働く人はとにかく多く、自分を差別化するのが大変なのです。
特に初心者はアピール材料となる実績が無いため、単価が安い案件しかとれません。
そこで、クライアントに「おっ」と思わせる資格をアピールすることで、目立つことが意味を持ってきます。
資格は必ずしもライティング能力の高さを証明するものではありませんが、知識の高さと権威を印象付けてくれるのです。
Webライターが自分を差別化できる資格の5分類
初心者Webライターが取得することをおすすめする資格は、大きく次の5つに分類できます。
Webライターが自分を差別化する資格の5分類
- Webライターの総合的な知識で差別化できる資格
- 法律知識とモラルで差別化できる資格
- 日本語文章力で差別化できる資格
- Web制作全般の知識で差別化できる資格
- 特定の専門知識で差別化できる資格
それぞれの分類ごとに、どのような資格があるのか見ていきましょう。
Webライターの総合的な知識で差別化できる資格
この分類の資格は、Webライターとして常識的な振舞いができることを印象付けることができます。
「どこから受験しようか」と迷った場合は、まずはこの分類から着手することをお勧めします。
WEBライティング技能検定
「WEBライティング技能検定」は日本クラウドソーシング検定協会が運営する検定で、合格者は「WEBライティング実務士」として認定されます。
Webライティング全般が網羅的に出題されますが、内容は初歩的なものが多く、難易度は低めです。
事前に「Webライティング講座」を受講することが受験の条件になっており、ただ資格を取るためだけではなく、Webライティングを基礎からきちんと学ぶことができます。
合格者には特典としてランサーズやサグーワークス等クラウドソーシングサイトで優遇措置を受けることができます。
Webライティング能力検定
上のWEBライティング技能検定と名称が紛らわしいですが、「Webライティング能力検定」は日本WEBライティング協会が運営する別の検定です。
出題範囲は「国語」「ウェブライティング」「コピーライティング、メールライティング」「SEO」「論理・法律、炎上対策」「Webライティングに関するミニ論文(200~300文字)」とWebライティング全般に及びます。
合格者は点数によって1級~3級に認定され、1級はクラウドソーシングサイトで優遇措置を受けられます。
なおこの資格は有効期間が2年間で、2年毎に更新料12,000円がかかります。
SEO検定
「SEO検定」は全日本SEO協会が運営する、SEOの知識を有することを証明する検定です。
クライアントはほぼ例外なく検索結果で上位表示される記事を望みますので、「上位表示されるスキル」であるSEOの知識が高いライターは重宝されます。
SEO検定の資格保有者は、SEOスキルが高いレベルにあることをアピールすることができます。
試験は難易度が低い方から4級~1級に分かれています。
Webライター検定(クラウドワークス)
ここからの3つは、大手クラウドソーシングサイトが独自に運営する検定です。
合格すると、運営サイト内でアピールでき、優遇措置を受けることができます。
まず「Webライター検定」は、クラウドワークスが運営する検定です。
1級~3級に分かれており、1級(25,000円)2級(10,000円)は有料ですが、3級は無料で受験できます。
問題は1級と2級は記述式、3級はマーク式です。
特に1級に合格すると、Webライター検定の監修者であるグリーゼから高単価のオファーが期待できます。
ライティング(基礎)スキルテスト(ランサーズ)
「ライティング(基礎)スキルテスト」はランサーズが運営する受験料無料のテストです。
合格者はプロフィール欄に表示され、実力をアピールできます。
案件によっては、ライティングスキルテストの合格を応募条件にしている場合もありますので、ランサーズ内での差別化に有効です。
プラチナライターテスト(サグーワークス)
サグーワークスは、記事作成に特化したクラウドソーシングサイトです。
サグーワークスがクライアントとの契約交渉を行うため、ライターはクライアントとの折衝から解放されライティングに集中できるのが特徴的です。
「プラチナライターテスト」は、サグーワークスで最高ランクのライターである「プラチナライター」になるためのテストです。
合格すれば高単価の案件に応募できるようになりますので、サグーワークスで仕事をとるなら合格しておきたいテストです。
無料で何度でも受験することができます。
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法律知識とモラルで差別化できる資格
法律に抵触していたりモラルに欠ける記事を掲載していると、悪意は無くてもサイト自体がペナルティを受けることがあります。
その傾向は強くなりつつあるため、法律を気にするクライアントは増えています。
ビジネス著作権検定
「ビジネス著作権検定」は株式会社サーティファイが運営する、著作権に関する知識を問う検定です。
Webライティングにおいては引用や参照など他者の著作物を扱う機会が多いため、著作権に関する知識を持つことは重要です。
著作権を正しく理解する人は少ないため、ビジネス著作権検定の資格保有者はクライアントに信頼される存在になり得ます。
「BASIC」「初級」「上級」の3段階がありますが、上級でもさほど難易度は高くありません。
日本語文章力で差別化できる資格
Webライターである前に、文筆業者である以上は文章力が求められることは言うまでもありません。
この分類の資格保有者は、文章や言葉使いの作法を心得ている人と理解されます。
日本語検定
「日本語検定」は総合的な日本語能力を問う検定試験であり、文部科学省の後援のもと日本語検定委員会が運営しています。
1級から7級までありますが、ライターとして箔をつけるなら2級か1級になるでしょう。
最上級の1級は合格率が例年1割を満たず難関として知られていますが、それだけに合格者は日本語の表現力の高さが証明されることとなります。
「漢字」「表記」「敬語」「言葉の意味」「語彙」「文法」といった幅広い領域の問題が出題されますので、ヤマを張って対処できる検定ではありません。
文章読解・作成能力検定
「文章読解・作成能力検定」は日本漢字能力検定(漢検)を主催する日本漢字能力検定協会が運営する、「読み書き」に焦点を当てた検定です。
レベルの設定は「2級・準2級・3級・4級」となっており、最上級は2級です。
日本語検定に比べると、出題範囲は広くなく難易度も低いと言われています。
この検定は合否の通知で能力向上のためのフィードバックも得られるのが特徴です。
Web制作全般の知識で差別化できる資格
WebライターはWeb制作の一員としての振舞い方が求められます。
Web制作の素養があることを示すことができれば、クライアントに業界の話が通じる安心感を与えることができます。
Webリテラシー試験
「Webリテラシー試験」は全日本能率連盟が運営する、Web制作に関する基本的な知識を問う試験です。
合格すると「Webアソシエイト」資格を取得することができます。
「Web検定」を構成する4つの資格のうちのひとつです(Webリテラシーのほかには、Webディレクション、Webデザイン、Webプロデューサー)。
「Web検定」の中では最も基礎的な内容であり、難易度は高くありません。
Web制作に関する基礎知識がひと通り身についていることをアピールすることができます。
また初心者でWeb制作に関する基礎知識が無い場合は、クライアントとの認識の齟齬をなくすために受験するのも有効です。
特定の専門知識で差別化できる資格
Webライターは文章の汎用的な作法だけでなく、書く内容の専門知識を有することでよりライターとして重宝されます。
案件が多く需要が高い資格には以下のようなものがあります。
- ファイナンシャルプランナー
- キャリアカウンセラー資格
- 日本化粧品検定
- 宅地建物取引士
専門性が高い案件は高単価の傾向がありますので、ライティング能力を証明する資格がとれたあとは、是非専門分野の資格にチャレンジしたいものです。
自分の差別化方針を立てる
Webライターとして長く続けていきたいのなら、自分を差別化する方針を立てるべきです。
つまり自分をどのように売り込むかブランディングを考えるということです。
おさらいすると、Webライターにとって効果的な資格には5つの分類がありました。
Webライターが自分を差別化する資格の5分類
- Webライターの総合的な知識で差別化できる資格
- 法律知識とモラルで差別化できる資格
- 日本語文章力で差別化できる資格
- Web制作全般の知識で差別化できる資格
- 特定の専門知識で差別化できる資格
例えば、最初に「Webライターの総合的な知識で差別化できる資格」のうちのひとつを取得したら、次は「特定の専門知識で差別化できる資格」の中から興味のあるものを取得する、とかですね。
まとめ
Webライターはライバルが多い業界ですので、特に実績の少ない初心者は目立つのが大変です。
仕事の実績の代わりに資格で箔をつけるのは有効です。
とはいえ、資格を片っ端から取得するのは時間が掛かりますし、非効率です。
Webライターとしての自分のブランディングを考え、取得する資格の優先順位を決めていきましょう。
以上、から坊でした。