こんにちは^^
副業アドバイザーのから坊です。
副業はお金を稼ぐ大変さを再認識させてくれたりします。
例えば時給千円のアルバイトで月3万円稼ごうと思ったら、本業の余暇に30時間働かねばなりません。
時間が取れない等の理由でなかなか副業をできない人は、まず家計の節約をしてみましょう。
出費を減らすのは、収入を増やすのと同じ効果ですからね。
今回は、効率の良い節約の考え方について説明していきたいと思います。
それでは、行ってみましょう。
まずは固定費を節約すべき理由
今の出費を減らすということは、少なからずストレスが伴います。
我慢するたびにこのストレスがかかるので、回数が増えるとツラくなってきます。
例えば食費を切り詰める、エアコンを使うのを我慢するなどアクションを繰り返さなければならない類いの節約は、継続するのが難しいのです。
これに対して固定費の節約は、利用プラン等の1回の見直しで、節約を長期間継続させることができます。
家計の固定費には以下のようなものがあります。
- 居住費
- 公共料金(変動部分は除く)
- 保険
- 通信費(変動部分は除く)
- 教育費(習い事、ジム等を含む)
- 車の維持費(燃料費は除く)
これらの料金には、使い方によって変動する部分があります。
変動費は日々の暮らしの中で我慢を繰り返さなければならない「ずっとツラい」部分なので、今回は敢えて取り上げず、節約の優先順位としては下げて考えます。
今回は一度(ものによっては数度)腰を上げて行動してしまえば、あとは永続的に節約できるものにフォーカスを当てていきます。
主な固定費の見直し
それぞれの固定費について、節約のために見直すポイントをあげていきます。
居住費
住宅ローンを返済中なら、ローンを借り換える効果があるか調べてみましょう。
特にローンを組んで10年以上経過しており、今まで一度も借り換えをしていない人は、すぐに調べることをお勧めします。
住宅ローンの借り換えは、3つの条件を満たせば効果を期待できると言われています。
その3点は「①ローン残高が1,000万円以上」「②返済期間が残り10年以上」「③借り換え前後の金利差が0.3%以上」です。
このうち③はかつて1.0%以上と言われていましたが、近年は借り換えの手数料が値下がりしているため敷居がだいぶ下がっています。
なお借り換え先から給与振込口座の開設を求められることがあり、面倒に感じる人もいると思います。
その場合は、現在の金融機関に他行の提示条件を見せて対抗できないか交渉してみるべきです。
同金利まではダメでも近い所まで下げてくれれば、借り換え手数料がかからないことや、給与振込口座の変更などの手間が要らないことを考えれば、十分な効果と言える場合もあります。
一方賃貸の場合は、居住費の節約はハードルが上がります。
家賃が安い物件に引越せば出費の削減を期待できるものの、転居の準備作業や先行投資(引越費用、転居先への礼金・敷金)など、どうしても大掛かりになります。
また家賃が安い物件は今までよりも不便な場所であったり狭かったりする場合が多く、日々のストレスが永続するため今回の趣旨では優先順位を下げざるを得ません。
公共料金
自由化された電気とガスについては、各社の料金プランを比較検討しましょう。
例えば「電気&ガス」や「電気&通信」など、抱き合わせプランで割安感を出している会社もあります。
「ウチは集合住宅だから関係ない」と思っていませんか?
それは誤解です。
賃貸のアパートやマンションでも、各戸別に電力会社を容易に切り替えることができますよ。
なお、公共料金のうち変動部分の削減は日々の節約努力に関わるところなので、今回は優先順位を下げます。
保険料
生命保険料を節約するには、「補償内容」と「保険会社」の二面で検討したいものです。
まず補償内容は、死亡保険であれば「子供の成長」「住居は賃貸か持家か」「会社員か自営業か」など家庭の状況によって、過剰保障にならないよう注意しながら調整を繰り返していくべきです。
死亡時に保険金がたくさん出れば遺族は助かるかもしれませんが、そのために日々の暮らしが苦しいのは困ったものです。
持ち家を購入し、子供が社会人になり、奥さんが働くことができるなら、死亡保障をグッと下げて葬式代くらいに抑えるという考え方もアリだと思います。
なお医療保険については、例えば積立型の金融商品などと比べてみて、本当に必要か検討することをお勧めします。
次に保険会社については、料金面で選べば通販型一択です。
ただし、通販型は補償内容がシンプルで細かい特約がつかないことも多いので、一概に保険料だけでは選べない人もいると思います。
そして損害保険についても、保険料で選ぶなら通販型になるでしょう。
火災保険や地震保険については、不動産業者から紹介されることが多いと思います。
集合住宅の場合は紹介された保険に入らなければならないと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
同程度の補償内容であれば、自分で選んだ損害保険会社と保険契約しても問題ありません。
なお副業中の事故の損害賠償保険については、個人で保険に加入しなくても無料で自動付帯するサービスがあります。
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通信費
通信費で一番家計を圧迫するのは、何といっても携帯電話料金ですね。
格安SIMは、通信環境の制約がまだあることに目をつぶれるなら、検討する価値はあります。
おそらく月数千円の削減が期待できるでしょう。
また特定の人との長電話が多い場合は、無料通話アプリの利用がお勧めです。
不特定の人との通話は、プランの「各通話●分以内無料」を意識すれば、通話料はほぼゼロに抑えられるのではないでしょうか。
教育費
塾やスポーツジムなどは、スタイルの違いや相性もあるので料金だけでは決められないとは思います。
しかし近隣の複数を比較してみて、月数千円以上の差があるのなら、乗り換えを検討してみるべきです。
結果として指導方針やサービス面で譲れなければ乗り換えは無理でしょうが、乗り換えを検討するクセをつけることが節約には結構大事だったりします。
車の維持費
車は大きく重い方が、税金も車検も金額が高くなる傾向があります。
車検の代金は、法定費用以外の部分は、一般的にディーラーは高めのことが多いです。
購入したディーラーへ頼む人は多いでしょうが、近隣の車検業者に見積りを依頼して比較しましょう。
数万円の差がつくことはよくあります。
駐車場を借りている場合は、近隣に埋まっている安い駐車場があれば、大家に声をかけて空き次第声をかけてもらうよう依頼しておきましょう。
なお固定費の話題からは外れますが、見栄を張りたい人は、車やそれ以外でも無駄な出費が多くなります。
支払い方にこだわる
支払は極力、クレジットカード等のキャッシュレス決済にしましょう。
現金のみの店舗を除き、すべてキャッシュレス決済にするのが理想です。
「クレジットカード払いはお財布の残高に関わらずどんどん使ってしまう」という人がいます。
後払いが怖いのであれば、事前チャージの電子マネーや、リアル決済のデビットカードの利用をお勧めします。
現金払いをしているうちは、お金は知らぬ間に消えていきます。
振り返ることができないので、反省することもできません。
公共料金等の毎月の支払いもクレジットカード払いに纏めたいものです。
そしてクレジットカードは何枚も持つのではなく、極力1枚に寄せましょう。
購入履歴がひと目で分かりますし、ポイントも分散せず有効活用できます。
自分から出費に近づかない
新聞折込のチラシを見ないようにしましょう。
通販サイトを巡回しないようにしましょう。
お買い得情報を見逃して損をしたくないと思っていませんか。
しかし格安情報に釣られて購入したものは、振り返ると大抵は必要ないものだったりします。
自分から出費に近づいてしまうことが、葛藤やストレスを生み出すのです。
お買い得情報を見ないという仕組みによって、ストレスから解放されましょう。
節約したお金をどうするか
節約で「稼いだ」お金をどうするか、についてです。
生活費が切迫しているならやむを得ませんが、そうでなければ有無を言わさず積み立てで運用しましょう。
固定費の削減効果は一度手続きを済ませれば永続的に享受できますので、毎月積み立て続けるのです。
余ったら裁量で運用するなんて考えていたら、いつまでたっても貯まりません。
何に積み立てるかは、投資信託でいえば米国株や世界株のインデックスファンドが良いでしょう。
最近話題のVTI関連商品もお勧めです。
VTIは10年間の利回りで6%を下回ったことは無いと言われています。
もちろん絶対はありませんが、10年以上継続すれば大抵の場合年利10%程度は期待できます。
複利の威力は大きいですので、積み立てて動かさないこと、これに尽きます。
20年も続けていれば、驚くほどの金額になっているはずです。
固定費削減はストック型副業に通ずる
固定費を削減するということは、「継続的な削減の仕組みを作る」ということです。
予め手続きをしておくことで、その後ずっと継続的に効果を享受できます。
この考え方は、ストック型の副業に通ずるものがあります。
ストック型の副業とは、予め稼ぐ仕組みを作っておくことで、後々には少ない労力で継続的な報酬を得ることができるタイプの副業です。
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まとめ
固定費の節約は一度のアクションで、効果がずっと持続します。
日々のひもじさや欲求不満は意外と感じないものです。
要は、面倒くさがらずに1回腰を上げて動くかどうかなのです。
ところで、節約と言う意味で「ふるさと納税」はどうでしょうか。
限度内なら実質2,000円だけで特産品をゲットできるという趣旨ですので、その特産品が通常2,000円以上するもので、あなたが必要としているものなら効果があるといえます。
ただし、ふるさと納税は場合によっては副業がバレる可能性が高まる懸念があります。
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以上、から坊でした。