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脱サラを失敗する前に確認すべきサラリーマンの22ものメリット

2021年10月7日

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管理人

こんにちは^^

副業アドバイザーのから坊です。

この記事では、フリーランスや自営業では享受できないサラリーマンの多すぎるメリットについて説明していきます。

副業が軌道に乗ると、サラリーマンの鬱陶しさから早く逃れたくて、脱サラを急がれる方がいます。

その気持ち、わかります。

でも冷静になって考えてみると、実はサラリーマンの待遇の良さは特筆ものなのです。

社会人になってからずっと、当たり前のように受けてきたサラリーマンの優遇措置の多くは、脱サラすると失ってしまいます。

脱サラを否定するつもりはありませんが、失敗したあとで「こんなはずでは」とならないように、踏み切る前に今一度よく考えてみてください、という内容です。

それでは、行ってみましょう。

 

脱サラすると失ってしまうサラリーマンの22ものメリット

日本のサラリーマンの「守られかた」は、世界的にみてもかなり手厚いものとなっています。

サラリーマンの22ものメリットを、7つの分類別に挙げてみます。

これらは脱サラすると失ってしまうか、減少してしまうものばかりです。

経済的な安定性

  • (1) 一定の給与が必ずもらえる
  • (2) サボっていても容易に失職しない

サラリーマンは経済的な安定性が高いというメリットがあります。

会社への貢献度に関わらず、決まった額の給与をもらえます。

評価によって給与の格差があるとはいえ、貢献度の差に比べると僅かなものと言えるでしょう。

またサラリーマンは、余程の不正行為か、余程の経営危機が無い限りは職を失うことがありません。

フリーランスや自営業に比べてとても優遇されていると言えます。

社会的信用

  • (3) お金を借りやすい
  • (4) クレジットカードの審査に通りやすい

サラリーマンは社会的な信用が高いというメリットがあります。

ひとつの企業に長期勤務したサラリーマンは、ローンやクレジットカードの審査に有利です。

サラリーマンは容易に解雇されないため、収入が安定していて返済能力が高いとみなされるのです。

(ただし滞納記録など本人の問題があればこの限りではありません)

仕事のやりやすさ

  • (5) 会社の看板で仕事ができる
  • (6) 狭い持ち分に注力できる
  • (7) 仕事を探さなくて良い
  • (8) 休暇が確保できる
  • (9) 仕事に必要なものを与えられる
  • (10) 給料をもらって専門的なスキルをマスターできる

サラリーマンは仕事のやりやすさという面でアドバンテージがあります。

例えば、個人で飛び込みの営業をかけても、なかなか相手にしてもらえるものではありません。

その点会社に知名度があれば、名刺を渡した瞬間に信用を得られます。

自ら仕事を探さなくても適材適所で役割を与えられ、休暇もまるで義務であるかのように取得できます。

また分業により特定の専門性の高い仕事に専念することができます。

しかも専門的なスキルは、報酬をもらいながら修得することができるのです。

責任範囲の限定

  • (11) 失敗しても責任が限定される
  • (12) 失敗しても再挑戦の場がある
  • (13) 会社が潰れても負債を背負わない

サラリーマンは結果に対して負うべき責任範囲が狭いというメリットがあります。

挑戦することが評価され、たとえ失敗したとしても挑戦意欲は評価されますし、失敗の責任範囲は限定的です。

そして、会社に余裕があれば再挑戦も可能です。

これらは、結果が全てであり全責任を負わなければならない自営業と大きく異なります。

社会保険の優位性

  • (14) 半分を会社が払ってくれる
  • (15) 扶養家族の保険料が免除される
  • (16) 疾病手当や出産手当がある
  • (17) (企業グループ独自の健康保険は)福利厚生の手厚い補助もある
  • (18) 全額会社負担の労災保険がある

自営業者は国民健康保険に加入するのが一般的ですが、サラリーマンは会社を通して社会保険(健康保険)に加入します。

社会保険は国民健康保険に比べて多くのメリットがあります。

社会保険の保険料は、会社と従業員で折半です。

また妻や子供の保険料が免除される「扶養家族」という考え方は、社会保険固有のものです。

上記だけでも社会保険は優遇されていますが、メリットはこれだけではありません。

いざという時の手当てや補助がとても充実しているのです。

社会保険と国民健康保険の比較は、脱サラを検討する際には押さえておきたいところです。

福利厚生の充実

  • (19) 会社が社員を確保するために努力してくれる
  • (20) 社宅や寮、保養施設・宿泊補助・レジャー割引などの整備

サラリーマンは一般的に、福利厚生が充実しているというメリットを享受できます。

会社にとって人材は財産です。

しかし社員の方は「この会社のために何が何でも」という意識が希薄になりつつあり、昨今優秀な人材ほど流動的に渡り歩く傾向がみられます。

会社が優秀な人材を確保するためには、労働者にとって魅力的な会社であることをアピールする必要があります。

社員が隣の芝生の青さに惹かれないように、福利厚生面の充実をし続ける必要があるのです。

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事務手続の代行

  • (21) 納税してくれる
  • (22) 保険・年金の手続きをしてくれる

サラリーマンは自身に関する事務手続きを会社にやってもらえるというメリットがあります。

会社の中で社員の役割は細かく分かれていますが、最も大きな分け方は直接部門(ライン)と間接部門(スタッフ)でしょう。

会社の生産・販売に直接関わる直接部門に対して、直接部門を支えるバックオフィス的な役割が間接部門です。

直接部門は間接部門のおかげで「稼ぐこと」に専念できるわけです。

間接部門の手助けは生産や販売に関することだけではなく、社員の納税や、保険・年金などの複雑な手続きもやってくれます(ただし副業分の納税手続きは自分でやる必要があります)。

脱サラしたら、これらは自分でやるか、お金を払って外注することになります。

 

一方サラリーマンの3つのデメリット

サラリーマンにはデメリットもあります。

日々実感されている方も多いことでしょう。

主なものはとしては、一般的には次のとおりです。

  • 給与が上がりにくい
  • 規則に縛られる
  • 人間関係が煩わしく相手を選べない

サラリーマンは自分が頑張って獲得した稼ぎが自分の給与に直結しません。

会社の稼ぎは多くの分業の結果であり、報酬は直接的に関わったメンバーだけではなく、間接的に支えてくれたメンバーにも分配されなければならないからです。

このことはサラリーマンの仕事のやり易さとトレードオフの関係なのですが、会社の収益に直接的に貢献している人にとっては納得しにくいことかもしれません。

また会社には様々な規則が存在し、違反した場合は罰せられます。

人間関係も協調性が重視され、過度な自己主張は問題行動とみなされるおそれがあります。

デメリットを列記してみると、メリットに比べて数としては少ないです。

しかしここに挙げた一般的なものだけではなく、デメリットは職場ごとの事情によるものも多々あるでしょうから、「サラリーマンのデメリットは僅かだ」と一概にいうことはできないと思います。

 

失敗が少ない「サラリーマン+副業」という選択肢

脱サラしたい方にとっては、サラリーマンのデメリットしか目に入らないかもしれません。

しかしそれは大変危険なことで、上に挙げたサラリーマンのメリットは脱サラの後に気付いても遅いのです。

サラリーマンであることを我慢できるのであれば、ある意味「サラリーマン+副業」は失敗が少なく最強とも言える組み合わせです。

サラリーマンのメリットを全て享受したまま報酬を補強でき、万一の時のためのスキルも修得できます。

副業を大きく育てて脱サラするという選択だけではなく、副業が育ったあとも副業のまま続けるという選択もありではないかと思います。

 

まとめ

サラリーマンのメリットを並べてみると、その驚くほどの厚遇に圧倒されます。

全国民の権利だと思っていたら実はサラリーマンの特権だった、というものも中にはあるのではないでしょうか。

脱サラに失敗しないためには、上に挙げたサラリーマンの22のメリットについて、無くなる影響を事前に把握して善後策を練っておくことが大切です。

以上、から坊でした。

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