こんにちは^^
副業アドバイザーのから坊です。
好きな仕事を、好きな時間に、在宅でできる副業として、クラウドソーシングが人気だと言われています。
副業初心者でも稼げるような案件も豊富だという触れ込みです。
しかし、初心者向けのクラウドソーシングは、実際には良いことばかりではありません。
今回は、誰でもできるようなクラウドソーシング案件の実態を説明していきます。
それでは、行ってみましょう。
未経験者もできるクラウドソーシング案件の特徴
クラウドソーシングには、特別なスキルを求めない未経験者向けの案件もあります。
特に業界大手のクラウドワークスやランサーズ等は、初心者でも気軽にできる文章作成系の案件が比較的豊富です。
このような案件は「タスク形式」という契約形態であることが多いです。
タスク形式はあらかじめ作業内容が明確に提示されているため、クライアントとの綿密な打ち合わせを必要とせず、すぐに作業に取り掛かれるのが特徴といえます。
そして完成した成果物を納め、クライアントがチェックしてOKが出れば報酬をもらうことができるのです。
タスク形式は比較的難易度が低い案件が多いため、初心者が実績を積むのに向いているといえます。
ただし、誰でもできる仕事の常ですが、単価は安いものが殆んどです。
中には初心者歓迎や経験不問と謳うことを、単価を下げる口実に使っていると思われるものさえあります。
ところで、クラウドソーシングのサイトに登録を済ませると、スカウトを名乗る人たちが頻繁に出現して仕事を紹介してきます。
喜んではいけませんよ。
入ったばかりで実績もなく、右も左もわからない初心者を狙ってコンタクトしてくるわけですから、何か良からぬことを企んでいると思った方が良いです。
「実績を上げるお手伝いをします」などと言ってすり寄ってくる人物を「親切な人」と簡単に信用すべきではありません。
相場よりずっと安い単価で仕事をさせようと企んでいる可能性がありますので要注意です。
そればかりか、LINEに誘導して情報商材を購入させようとしたり、登録料を払えば定期的に仕事を紹介するなどと勧誘したり、結構ヤバい奴がうろついているのです。
副業初心者のクラウドソーシングは稼げない
クラウドソーシングの初心者向け案件は、報酬がとても安いという特徴があります。
初心者向け案件を時給にすると500円?
クラウドソーシングでライティングの仕事の相場は一般的に1文字1円前後と言われますが、例えばクラウドワークスで初心者歓迎の案件の相場は、感覚的に1文字0.1円から0.5円くらいのように思います。
仮に1文字0.5円として、副業でいったいどれだけ稼げるのか試算してみましょう。
1記事3,000文字の仕事だとすれば、1記事の報酬は1,500円ですね。
これを3時間で書き上げるとします(内容によりますが初心者で3時間はかなり早い方だと思います)。
時給はなんと500円です。
今どき、こんな低単価の仕事はなかなか無いですよね。
2日で1記事ずつ納めたとして月間22,500円、頑張って毎日1記事ずつ納めても45,000円です。
でも1文字0.1円の仕事ばかりだったら、毎日1記事こなしても月9,000円ですからね。
運営会社の手数料
クラウドソーシングでは、報酬からサイトの運営会社に手数料を引かれます。
例えばクラウドワークスの場合、中小規模の案件ではシステム手数料を報酬の2割引かれます。
そして振込手数料も500円かかります(楽天銀行のみ100円)。
仮に先ほどのように1記事1,500円の仕事を2日に1記事納めたとして22,500円ですが、ここからシステム手数料4,500円と楽天銀行以外の振込手数料を引かれたら、残りは17,500円です。
特別なスキルが無い初心者にとっては、クラウドソーシングでまとまった金額を稼ぐのはなかなか難しいということをお判りいただけたでしょうか。
「まずクラウドソーシングから」は順番が違う
まずはクラウドソーシングの例えばWebライターの仕事でライティング技術を身につけつつ、クライアントの信頼を得て直接取引に移行したり、並行してブログアフィリエイトの記事を書き進めていく、などのプランを紹介する人がいます。
でもこのような展開は、実際は問題を招いてしまったり、うまくいかなかったりすることが多いです。
クラウドソーシングを通さない直接取引は、そもそも利用規約で禁止しているサイトが多く、発覚すれば利用停止になる恐れもあります。
また直接取引は、契約上のトラブルや身元がバレる等、ワーカー側が痛い目に遭う可能性もあるのです。
「システム手数料を運営会社に搾取されるのは癪だよね。山分けしない?」と持ちかけられて違反を承知で受けてしまうと、トラブルが起きても相談先がなく解決が困難になります。
それでは、クラウドソーシングを通してライティングの仕事をこなしながら、並行してブログアフィリエイトの記事を書き進めていくのはどうでしょう。
ブログアフィリエイトは稼げるようになるのに1年程度の時間がかかることが多いので、それまでクラウドソーシングを通した仕事で稼ぎながら場数も踏んでいく、というプランは理にかなっていそうに見えます。
しかし現実には、この組み合わせは精神的にかなりキツいです。
ブログアフィリエイトはただでさえ稼げるようになるまでに1年程度の時間がかかりますが、クラウドソーシングの仕事をやりながらとなると、いつ稼げるようになるのか見当もつかなくなります。
長い期間の「クラウドソーシングの低報酬+ブログの無報酬」にメンタルをやられてどちらも投げ出し、あげく本業にも悪影響を及ぼす恐れすらあるのです。
もしも副業収入を1年程度待てるのであれば、順番を逆にすることをお勧めします。
まずはブログアフィリエイトで稼げるようになることを優先して記事を書き進め、ある程度報酬が出て記事の更新頻度を減らせるようになってから、空いた時間でクラウドソーシングの仕事をやるのです。
ライティングの仕事に応募するにしても、ブログの経験があるのでもはや初心者ではありません。
「現役でブログを運営しておりSEOを踏まえた記事を書けます」等の売り込み方ができます。
もしも副業収入を1年も待てないという場合は、クラウドソーシングの誰でもできる案件よりも、アルバイトなどの時給制の仕事の方が堅実に稼げる場合が多いと思います。
アルバイトはやった時間だけ確実に報酬が入りますし、誰でもできるクラウドソーシングの仕事よりも時間単価は高くなることが多いでしょう。
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まとめ
クラウドソーシングの仕事は、たとえ誰でもできるという触れ込みの仕事であっても、成果物への責任が生じます。
いわゆるポイ活などと同じ姿勢で良いはずはありません。
ましてや、これからクライアントの信用を得て報酬を上げていきたいならなおさらです。
しかしながら、クラウドソーシングの仕事は特別なスキルが必要な案件でない限り、単価がとても安いため稼ぐには効率が良くないのです。
最初のうちは報酬が安いことを承知のうえであれば、実戦を積んで技術を身につけたい、自宅で働きたい、細切れの隙間時間を活用したい、などのニーズを満たすことができる副業といえます。
以上、から坊でした。