こんにちは^^
副業アドバイザーのから坊です。
未経験者が副業用途でWeb制作関連のスキルを身につける場合、プログラミングをガッツリ学ぶよりも、Webデザインのスキルをひと通り網羅的に学ぶ方が手っ取り早いです(転職用途ではなくあくまで副業としてです)。
副業ですから作業時間は限定されますので、稼げる目標金額は概ね月5万~10万円程度になるでしょう。
元を取るためには、学習に掛かる費用はなるべく安く抑えたいところです。
今回は、完全オンライン形式で低価格なプログラミングスクールとして定評のある、「テックアカデミー」と「コードテック」の副業向きのコースを比較していきます。
それでは、行ってみましょう。
テックアカデミーとコードキャンプの副業向きコースをピックアップ
今回副業向きとして比較するコースは以下の2つです。
- テックアカデミーの「初めての副業コース」
- コードキャンプの「デザインマスターコース」
それぞれのコースの詳細については、下の記事をお読みください。
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テックアカデミー「はじめての副業コース」の評判・口コミをレビュー
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コードキャンプのデザインマスターコースの評判・口コミ【副業向き】
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テックアカデミーとコードキャンプの副業向きコースの比較表
テックアカデミーの「はじめての副業コース」とコードキャンプの「デザインマスターコース」を俯瞰して比較すると、下表のようになります。
テックアカデミー 「はじめての副業コース」 |
コードキャンプ 「デザインマスターコース」 |
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主なサポート | ・チャットによる対応(15~23時) ・マンツーマンのメンタリング ・回数無制限の課題レビュー ・はじめての副業補償と副業サポート |
・マンツーマンレッスン ・好きな講師を選べる ・回数無制限の課題添削 |
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料金 | 4週間 (1か月) |
174,000円 | - |
8週間 (2か月) |
229,900円 | 198,000円 (入学金33,000円を含む) |
|
12週間 (3か月) |
284,900円 | - | |
16週間 (4か月) |
339,900円 | 308,000円 (入学金33,000円を含む) |
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20週間 (5か月) |
- | - | |
24週間 (6か月) |
- | 363,000円 (入学金33,000円を含む) |
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チャットサポート | 無料 (15〜23時に講師が待機) |
16,500円/月 (個別に対応) |
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マンツーマン レッスン |
8週間 (2か月) |
30分 x 15回 | 40分 x 20回 |
16週間 (4か月) |
30分 x 31回 | 40分 x 40回 | |
講師の位置付け | メンターとして固定 | レッスンごとに選ぶ | |
Webサイトの制作課題 | あり | なし(マンツーマンレッスンでポートフォリオ作成の指導を受けるのは可) | |
受講期間延長 | 75,900円(4週間) ※チャットとメンタリングを含む。 |
33,000円(30日間) 77,000円(90日間) ※レッスン追加は別途5,500円/回 |
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カリキュラム | Webデザイン理論 | 〇 | 〇 |
HTML5/CSS3 | 〇 | 〇 | |
JavaScript(jQuery) | 〇 | 〇 | |
Photoshop | 〇 | 〇 | |
Illustrator | - | 〇 | |
Bootstrap | - | 〇 | |
Adobe XD | 〇 | - | |
デザインカンプからWebサイト作成 | 〇 | - | |
案件のサポート | 仕事の保証+メンターのサポート | - |
両者とも完全オンライン型の低価格なセミナーであり、初心者向けのWebデザイン講座の位置付けとして似通った存在です。
ただし、細かいところでは双方のこだわりの箇所が異なっていますので、それぞれのサポート方針を理解したうえで選択することが望ましいと言えます。
テックアカデミーとコードキャンプの主要項目の比較
それでは、テックアカデミーの「はじめての副業コース」とコードキャンプの「デザインマスターコース」の主要項目を比較し、相違点を確認していきます。
料金
テックアカデミー 「はじめての副業コース」 |
コードキャンプ 「デザインマスターコース」 |
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料金 | 4週間 (1か月) |
174,000円 | - |
8週間 (2か月) |
229,900円 | 198,000円 (入学金33,000円を含む) |
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12週間 (3か月) |
284,900円 | - | |
16週間 (4か月) |
339,900円 | 308,000円 (入学金33,000円を含む) |
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20週間 (5か月) |
- | - | |
24週間 (6か月) |
- | 363,000円 (入学金33,000円を含む) |
両者ともに低料金をウリにしている講座ですが、受講期間がほぼ同じなプラン同士を比べると、コードキャンプの方がより安いです。
しかし後述しますが、テックアカデミーには標準装備されているチャットサポートが、コードキャンプにはついていません。
コードキャンプにはオプションのチャットサポート「プラスレッスン」(16,500円/月)がありますので、これを追加すると料金は逆転します。
ただしこれも後述しますが、コードキャンプの方がマンツーマンレッスンの回数が多いので、回数差を考慮すると両者の料金に大きな差は無いことになります。
ここで言えることは、チャットサポートが不要であればコードキャンプの方が安く済ませることができる、ということです。
チャットサポート
テックアカデミー 「はじめての副業コース」 |
コードキャンプ 「デザインマスターコース」 |
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チャットサポート | 無料 (15〜23時に講師が待機) |
16,500円/月 (「プラスレッスン」で個別対応) |
テックアカデミーには無料のチャットサポートが標準でついており、毎日15~23時の間は自由に問い合わせに答えてもらえます。
それほど深い内容の質問でなければものの数分で答えが返ってきますので、疑問点をすぐに解決することができます。
チャットの文字によるやりとりがまどろっこしいと思う人もいるでしょうが、チャットは昨今特にIT系の現場では標準的なコミュニケーションツールになりつつありますので、慣れておくこと自体が意味のあることだと言えます。
なおコードキャンプは、「プラスレッスン」というチャットサービスを有料オプションで追加することができます。
マンツーマンレッスン
テックアカデミー 「はじめての副業コース」 |
コードキャンプ 「デザインマスターコース」 |
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マンツーマン レッスン |
8週間 (2か月) |
30分 x 15回 | 40分 x 20回 |
16週間 (4か月) |
30分 x 31回 | 40分 x 40回 |
ほぼ同期間のプランで比較すると、1回あたりのレッスン時間もレッスン回数も、コードキャンプの方が多いです。
1回あたりのレッスン時間は、テックアカデミーが30分なのに対して、コードキャンプは40分です。
レッスン回数は、テックアカデミーが2回/週(約8回/月)なのに対して、コードキャンプは10回/月(約2.5回/週)となっています。
コードキャンプはマンツーマンレッスンを手厚くすることで、標準のチャットサポートが無い分をある程度補うことができていると言えます。
講師の位置付け
テックアカデミー 「はじめての副業コース」 |
コードキャンプ 「デザインマスターコース」 |
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講師の位置付け | メンターとして固定 | レッスンごとに選ぶ |
テックアカデミーは専属メンター制で、コースを通して固定の講師の指導を受けます。
このメンターは最終的に、テックアカデミーから紹介される仕事のサポートまで面倒を見てもらうことになるので、相性が良ければ学習がはかどることでしょう。
これに対してコードキャンプは、レッスンの都度希望の講師を予約して受講します。
評判の良い講師をはしごすることも可能ですし、相性が良い講師を続けて予約することも可能です。
Webサイト制作課題
テックアカデミー 「はじめての副業コース」 |
コードキャンプ 「デザインマスターコース」 |
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Webサイトの制作課題 | あり | なし(マンツーマンレッスンでポートフォリオ作成の指導を受けるのは可) |
テックアカデミーの「はじめての副業コース」にはオリジナルWebサイトの制作課題が含まれています。
この成果物は仕事に応募する際のポートフォリオとしてクライアントに提示できます。
制作中はメンターの指導を受けられますし、成果物はメンターにチェックしてもらえるので、中途半端な結果にはなりません。
なおコードキャンプの「デザインマスターコース」には同様な制作課題はありませんが、マンツーマンレッスンの中でポートフォリオ作成の指導を仰ぐことは可能です。
受講期間の延長
テックアカデミー 「はじめての副業コース」 |
コードキャンプ 「デザインマスターコース」 |
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受講期間延長 | 75,900円(4週間) ※チャットとメンタリングを含む。 |
33,000円(30日間) 77,000円(90日間) ※レッスン追加は別途5,500円/回 |
副業である以上は、本業の忙しさ次第で学習の進捗が滞ることもあります。
これは意外と盲点なのですが、プランの期限内に修了できない事態もあり得るのです。
その場合は、両者とも有料で受講期間を延長することができます。
ただし、双方の延長の意味合いは異なるので、誤解が無いように理解しておく必要があります。
テックアカデミーの受講期間延長は、「4週間 75,900円」の中にチャットサポートとメンタリング(レッスン)が含まれます。
これに対してコードキャンプの「30日間 33,000円」は、受講できる期間の延長に過ぎません。
レッスンが消化できておらず残っている場合はこの期間延長だけで良いのですが、レッスンを追加する場合は別途5,500円がかかります。
仮にコードキャンプで1か月延長し、テックアカデミーと同様の回数のレッスンを追加するとなると、テックアカデミーよりも高くつきます(チャットサポート「プラスレッスン」もつければ更に月16,500円です)。
カリキュラム
テックアカデミー 「はじめての副業コース」 |
コードキャンプ 「デザインマスターコース」 |
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カリキュラム | Webデザイン理論 | 〇 | 〇 |
HTML5/CSS3 | 〇 | 〇 | |
JavaScript(jQuery) | 〇 | 〇 | |
Photoshop | 〇 | 〇 | |
Illustrator | - | 〇 | |
Bootstrap | - | 〇 | |
Adobe XD | 〇 | - | |
デザインカンプからWebサイト作成 | 〇 | - |
両者共通
- Webデザイン理論の基本
- HTML/CSSのコーディング
- JavaScript/jQueryによる演出
- Photoshopによる画像加工
テックアカデミーのみ
- Adobe XDによるワイヤーフレーム作成
- デザインカンプからWebサイト作成
コードキャンプのみ
- Illustratorによるパーツデザイン
- BootstrapによるレスポンシブWebデザイン
未経験者がWebデザインの仕事をとれるレベルを目指すカリキュラムとしては、双方の共通部分で概ねカバーできています。
ただし「Webデザインの仕事」の確固たる定義はなく、ある意味「何でも屋」的な対応を求められることも多いため、両者が「ここも押さえておきたい」とする内容は微妙に異なります。
誤解を恐れずに書くと、テックアカデミーは設計と作業の流れを重視するのに対して、コードキャンプはツールを使ったテクニカルなスキルを重視している印象です。
Webデザインの仕事はプログラミングの仕事に比べて「浅く広い」対応を求められる傾向にあります。
どちらか片方にしかないカリキュラムも、Webデザイナーとしてこなせることが望ましい項目ですので、学習の順番が変わるだけで、いずれは独学等で補習しておく方がクライアントに重宝されやすくなります。
最初の仕事のサポート
テックアカデミー 「はじめての副業コース」 |
コードキャンプ 「デザインマスターコース」 |
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案件のサポート | 仕事の保証+メンターのサポート | - |
テックアカデミーには「テックアカデミーワークス」という独自の案件紹介ルートがあり、カリキュラムの最後に実力判定テストに合格してテックアカデミーワークスに登録すると、1か月以内に仕事を紹介してもらうことができます。
更には、紹介された仕事はメンターのサポートを受けながら進めることができるのです。
実際問題として、数か月のセミナーだけではバリバリのプロフェッショナルと言えるレベルまで到達するのは困難です。
そのような状態で、最初の仕事を斡旋してもらえるうえに仕事の進め方のサポートまであるのは心強いシステムだと言えます。
テックアカデミーとコードキャンプのおすすめはどっち?
テックアカデミーの「はじめての副業コース」とコードキャンプの「デザインマスターコース」を比較してみると、相違点は優劣ということではなく、教育プログラムに対する思想の相違によるものだと言えます。
テックアカデミー「はじめての副業コース」がおすすめの人
テックアカデミーの「はじめての副業コース」がおすすめなのは、以下のような人です。
「はじめての副業コース」がおすすめの人
- 疑問点をすぐに解決したい人
- 決まった講師から指導を受け続けたい人
- 最初のうちの仕事が不安な人
- 夜型の人
最も特徴的なのは、はじめのうちの仕事をサポートしてもらえることです。
メンターが一緒に仕事に取り組んでくれるのは心強いですし、やがてメンターからお墨付きが出れば自信を持って案件獲得に乗り出していけることでしょう。
コードキャンプ「デザインマスターコース」がおすすめな人
コードキャンプの「デザインマスターコース」がおすすめなのは、以下のような人です。
「デザインマスターコース」がおすすめの人
- 料金を重視したい人
- チャットの応答がまどろっこしくて苦手な人
- 評判の良い講師をいろいろ選びたい人
- 朝も有効に使いたい人
チャットによるサポートに拘らなければ、音声と映像によるマンツーマンレッスンの充実と低料金にアドバンテージがあります。
評判の良い講師のレッスンを受けたい場合も、コードキャンプは柔軟に対応可能です。
まとめ
テックアカデミーとコードキャンプにはそれぞれに持ち味があるため、受講する側の価値観によってどちらを選ぶべきかは分かれます。
ざっくり簡単に言うと、セミナー後の仕事のサポートのことを考えるならテックアカデミーの「はじめての副業コース」で、セミナー自体のマンツーマンレッスンを重視するならコードキャンプの「デザインマスターコース」ということになりそうです。
ただし、両者ともセミナー申し込み前に無料のカウンセリングを用意していますので、まずは双方の無料カウンセリングを受けて、疑問点をクリアしてから選んではいかがでしょうか。
以上、から坊でした。