こんにちは^^
副業アドバイザーのから坊です。
街中で見かけるウーバーイーツ(Uber Eats)の配達員を、副業として始める人が増えています。
その理由の一つは、一般的なアルバイトの副業に比べてウーバーイーツは本業の会社にバレにくいということです。
ウーバーイーツの副業はなぜ会社にバレないのか、その理由を探っていきます。
それでは、行ってみましょう。
アルバイトの副業はバレる
早くお金を稼ぎたいという事情があって副業としてアルバイトをする場合は、企業と雇用契約を結び、報酬は給与として支払われるのが一般的です。
実は給与所得の副業は、本業の会社にバレてしまう可能性が高いのです。
給与所得ではない副業の場合は、確定申告で副業分の住民税を給与天引きではなく「自分で納付」(普通徴収)という形で支払う選択ができるため、会社に副業分の住民税が通知されずに済みます。
しかし「自分で納付」(普通徴収)の選択は「給与以外の住民税の徴収方法」なので、給与収入であるアルバイトは対象外です。
確定申告でたとえ普通徴収を選んだとしても、会社にアルバイト分を含む住民税額が通知されてしまうため、バレる可能性が高いわけです。
ただし市町村によって対応は異なるようで、役所によっては給与収入であっても本業以外を切り離して普通徴収に対応してくれる場合があります。居住地の役所に問い合わせてみてください。
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ウーバーイーツならバレにくい
副業としてアルバイトをすると会社にバレてしまう理由は、報酬が給与として支払われるからでした。
ウーバーイーツはここが違います。
ウーバーイーツと配達員は雇用関係にないため、報酬は給与ではなく業務委託料として支払われます。
各配達員がウーバーイーツと結ぶ契約は雇用契約ではなく、業務委託契約なのです。
給与所得ではないため自分で確定申告をする必要がありますが、この際に「給与以外の住民税の徴収方法」で「自分で納付(普通徴収)」を選択することにより、会社に副業分の住民税が通知されません。
このためバレずに済む可能性が高いということになります。
アルバイトに比べてウーバーイーツが副業向きな理由
ウーバーイーツはアルバイトの中に分類されることが多いですが、厳密にはアルバイトとは違います。
アルバイトは雇用形態の一種ですが、ウーバーイーツの配達員はウーバーイーツと雇用関係にはありません。
ウーバーイーツの看板を背負ってはいるものの、ウーバーイーツの従業員ではなく、委託先の事業者として働くわけです。
雇用関係にないため上述のとおり報酬は給与所得ではなく、雑所得(あるいは事業所得)として確定申告をする必要があります。
給与所得ではなく雑所得であるというところがウーバーイーツの特殊性であり、アルバイトと比べて副業向きと言えるところですが、ウーバーイーツが副業向きと言える理由はもう1つあります。
それは、好きな時に好きなだけ働けるという「時間の融通性」です。
アルバイトは多くの場合予め雇用主との間で勤務予定を決めておくことになりますが、ウーバーイーツの配達員は事前に勤務予定を組んでおく必要がありません。
本業の残業や体調などを見て、いま働きたいと思ったらアプリをONにしてスタンバイすればよいのです。
スタンバイしても注文が入らなければ無報酬になってしまうという懸念はありますが、本業の空き時間が変動しがちな人には一般的なアルバイトよりも副業向きと言えるでしょう。
副業でウーバーイーツの対抗馬となるのは
手っ取り早くお金を稼ぐために、副業としてアルバイトをしたいけれども会社にバレるのは困るという事情があるならば、ウーバーイーツの配達員という選択はアリだと思います。
ウーバーイーツの「会社にバレにくい」「時間の融通が利く」という特徴は、一般的なアルバイトと比べると大きなアドバンテージと言えます。
手っ取り早くお金を稼ぎたいという前提で「会社にバレにくい」「時間の融通が利く」という特徴がある副業の対抗馬としては、クラウドソーシング(初心者向けとしてはデータ入力、ライティング等)が上げられます。
クラウドソーシングは僅かな隙間時間を使って自宅で寝巻のままでもできる仕事が殆んどなため、ウーバーイーツと比べてもより「時間の融通が利く」と言えます。
しかしクラウドソーシングの(特別なスキルを必要としない)初心者向け案件の場合、報酬単価がとても安いことが多いです。
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これに対してウーバーイーツは地域と時間帯によって稼げる度合いが全く違ってくるのが特徴です。
配達員が増えて飽和状態になっている地域もありますので、注文量と配達員のバランスが取れていないと、屋外でスタンバイしていても無駄に時間が過ぎていくこともあり得るのです。
ですので、ウーバーイーツとクラウドソーシングのどちらを選ぶかとなると、「体力」「報酬」「居住地域」「時間の融通性」等を勘案して総合的に判断することになります。
長期なら副業でウーバーイーツはお勧めしない
ここまで、ウーバーイーツをお勧めするニュアンスで述べてきました。
しかしウーバーイーツをお勧めする前提はあくまで「アルバイトと比べて」です。
急いでお金が必要な事情があるならやむを得ませんが、長期で考えるならばウーバーイーツのようなフロー型の副業よりも、ストック型の副業をお勧めします。
詳細は下の記事をご覧いただければと思います。
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まとめ
アルバイトのようなフロー型の副業は長い目で見ればお勧めしませんが、早くお金が必要な事情があればそうも言っていられません。
アルバイトは会社にバレやすいという問題があるため、バレて困るのであればウーバーイーツは有力な選択肢となるでしょう。
会社にバレずに時間の融通が利くという点ではクラウドソーシング案件も検討の対象となるでしょうから、あとは報酬面やご自身の体力などを考慮しながら比較してはいかがでしょうか。
以上、から坊でした。